言語聴覚

訪問看護ステーション成田の未来

0476-26-2262

〒286-0041 千葉県成田市飯田町124-59

[ 営業時間 ] 8:30~17:00

言語聴覚士

言語聴覚

成田の未来の言語聴覚

言語聴覚士は
「コミュニケーション」と「食べること」の専門家です

コミュニケーション

「コミュニケーション」というと、他者と音声言語(話し言葉)でやり取りすることをイメージしますが、「コミュニケーション」=「気持ちや意見などを、言葉などで伝えること」であり、「コミュニケーション」の種類には以下のようなものがあります。

・音声言語(話し言葉)
・書字言語(文字)
・ジェスチャー
・絵、図、写真
・表情、視線、雰囲気など

09_筆談

04_手話
05_文字盤
06_コミュニケーションノート

言語聴覚士は話し言葉に限らず、絵カードや文字盤など様々な手段を用いてコミュニケーションが少しでも円滑に取れるようにお手伝いします。

失語症

失語症とは、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)や頭部外傷により、主に左脳にある言語野が障害されることにより、「聞く」「話す」「読む」「書く」の言葉に関することが難しくなる障害のことです。

全く知らない言語の国(例えばフランス)に行くことをイメージしてください。
フランス語で話しかけられても何と言われているのか分からない。

何か伝えたいことがあっても上手く話せない。
フランス語で書かれた文字を見ても読めない、理解できない、書けない。今まで自由に使いこなしていた言語を、自由に使えなくなる障害、それが失語症です。02_フランス語が分からない2

01_フランス語が分からない1

失語症の方に文字盤は相応しくありません。(日本人にフランス語の文字盤を見せても使えないのと一緒です。)

03_フランス語が分からない3

絵カード主体の会話ノートなどを代償手段として用います。
※コミュニケーションは話し手・聞き手のキャッチボールです。訪問リハビリでは、ご家族など一番身近で、一番やり取りを多くする方に、コミュニケーションの取り方をお伝えします。

※失語症の症状などについて詳しくは
「国立循環器病センター 循環器病情報サービス」
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/brain/pamph15.html

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失語症は長い年月をかけて、少しずつですが回復が見込まれます(発症から5年、10年、20年・・・経っても、緩やかですが症状が改善する方がいます)。
ご本人もご家族も、気長に焦らず一歩一歩、そんな気持ちが大切です。

構音障害

構音障害とは、口や舌などが上手く動かせずに呂律が回らない状態のことです。

<原因 対象>
・脳血管障害、頭部外傷などにより口や舌などが麻痺する
・舌癌術後、口蓋裂など構音器官の形態に異常が生じる
・麻痺などの問題はなくても、構音(発音)の方法を誤って学習した状態
(就学前の子どもさんなど)

07_片麻痺の構音障害の人

少しでも話しやすくなるよう、口腔器官の機能訓練や発話訓練を行ったり、重症の方であれば書字や文字盤などの代償手段の獲得を目指します。

パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症など進行性の難病の方

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声を大きく出す練習など音声言語の訓練と共に、音声言語以外の様々なコミュニケーション方法を提案、習得に向けての練習を行います。
その時の状態に応じて適切なコミュニケーション方法を選択し、円滑にコミュニケーションが取れるようサポートします。

食べること(摂食嚥下障害)

病気や加齢に伴いむせやすくなる、ひどくなると誤嚥性肺炎になることがあります。しかし、少しの工夫でムセや、誤嚥のリスクを減らすことがあります。

<摂食嚥下障害の原因>
・脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷
・進行性の難病(ALSなど)
・舌癌などの術後
・長期臥床による廃用症候群
・薬の副作用
・加齢
・認知症

08_嚥下障害の人

姿勢など体のことに関しては理学療法士、セッティングや自助具などは作業療法士、嚥下訓練のリスク管理では看護師などと他職種と連携を取りながら評価・訓練を行います。

その他 (高次脳機能障害)

高次脳機能障害とは、脳卒中や頭部外傷などにより大脳に損傷を負うことで、言語、思考、記憶、注意などが障害されることです。失語症も高次脳機能障害に含まれます。

・記憶障害
・注意障害
・遂行機能障害
・社会的行動障害
(意欲・発動性の低下、情動コントロールの障害など)
・失行、失認
・病識欠如

高次脳機能障害により、日常生活や復職などが難しくなる場合があります(料理が作れなくなった、仕事でミスが多く上司にいつも怒られる、他人とのトラブルが増えたなど)。
リハビリでは、障害の改善を目的とした訓練、代償手段の獲得(例:記憶障害であればメモリーノートなど)、障害への対処法をお伝えします。その方によっては専門機関をご紹介します。

言語聴覚士より一言

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言葉で考え話すこと、食べ物を食べることは、誰でも毎日、当たり前のこととして行うことです。それが徐々にできなくなったり、ある日突然、病気や事故でできなくなったり。
言語聴覚士は、健康な時とは違う形であれ、少しでもその方らしい充実した生活が送れるようサポートしていきます。

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