弊社は２００８年に調剤薬局を主事業として創業して以来、多くのご縁に恵まれ成長してまいりました。
その過程の中で「今、社会に求められている事業とは何だろう」と模索を続けた結果、訪問看護ステーションの設立という答えに辿り着きました。

まだ訪問看護ステーションが十分に地域に浸透していない状況下でのこの異業種への取り組みは弊社にとって非常にリスクを伴う挑戦でした。実際、その道のりは想像以上に苦難の連続でしたが、「難病を抱えながらでも自宅で暮らしたい」、「人生の最期を住み慣れた家で迎えたい」と願う患者様やご家族様の思いを叶える為に当ステーションが存在しているというやり甲斐は何物にも代えがたく、私の選択は間違ってなかったと確信しております。

訪問看護で蓄積されていく在宅医療のノウハウを調剤薬局にもフィードバックする事で、地域包括ケアシステムの中でその存在感が薄くなりがちな薬局がもっと機能を発揮できるような可能性を探っていきたいと考えております。

世界でも例を見る事のない我が国の超高齢化社会において、弊社の取り組みが少しでも社会貢献に寄与できれば幸いに存じます。

株式会社ＳＴコーポレーション
代表取締役　　篁　真一郎